ブレンボ特集
ブレンボ
ブレンボは1961年に設立されました。当時は経済が広く繁栄し、乗用車数もかつてないほどに増加を見せた時代でした。ブレンボのスタートは、ベルガモから数キロの場所で現社長の亡父 エミリオ・ボンバッセイ氏が経営する整備工場からでした。彼は、ブレンボに強い家族的な要素を与えた人物です。創始者である彼は機械や冶金の分野で培った経験を生かし、アルファロメオ等の顧客に向けた仕事を手がけるようになりました。
1964年はブレンボの歴史において大きな節目となった年です。その年に、イタリアで初めてのアフターマーケット用ブレーキディスク製造を開始したのです。それ以前のディスクはイギリスからの輸入品でした。ブレーキディスクの生産を始めたことで、他のブレーキシステム部品生産も行われるようになりました。
クルノ−工場で生み出されるブレンボ製品やサービスの技術レベル、専門性、および品質が国際的にも認められるようになり、ヨーロッパにおけるブレーキディスクのアフターマーケットをリードするまでになりました。1972年からはモトグッチへの製品供給を開始し、ブレンボブランドがヨーロッパ製オートバイブレ−キに採用されるようになります。つまり、ブレンボは二輪用ブレーキ市場をリードするメーカーになったのです。
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